2015年12月28日

客観視の難しさ



自分の絵を「第三者の視点で見る」ことはとても難しいものです。
だから、自分の描いたキャラクターの「形の不自然さ」に気付けない事が多いです。
指摘されても、「そんなことはない」ように感じられてしまいます。

コロコロで「ワールドヒーローズ」を描いていた頃、「キャラクターの体型の不自然さ」を担当さんに何度か指摘されたことがあります。
言われても「そうかな…??」と素直に受け止められなかったのですが、指摘された以上は直さなければならないので描きなおしました。
しばらく時間が経って直したものを見ると、指摘が正しかった事が分かり納得した経験があります。

描き手には「癖」があるもので(それは絵柄の個性にもつながるものですが)、強すぎると違和感が出てしまいます。
でも描いている本人は気付かないものなのです。

それと同様に、自分が描いたストーリーマンガのコマ展開を「第三者の視点で見る」ことも難しいです。
「自分の頭の中では」しっかりと分かりやすいコマが展開しているので、それに気付けません。

ストーリー構成やコマ展開に関しては、「担当氏にネームをチェックしてもらう」事で客観視してもらいます。
指摘されても「なぜ分かってもらえないのか」と不満を感じることもしばしばですが、「伝わらない部分」が明確になる分、描きなおすのも容易になります。

ここで重要な事は、「適切な指摘が出来る人」にみてもらえる事。
「分かっていない人」に指摘され、それに従うと悲惨な目に会う場合があるので要注意なのです。


posted by かとう at 06:46| Comment(0) | マンガ家を目指す皆さんへ