2016年04月25日

脳は案外いい加減だったりする


「アイデアが思い浮かび」「ストーリーが頭の中でまとまった!」と喜んではみたものの、思い通りにネームに起こせない…という経験をしてきました。
実は「まとまったと錯覚している」だけに過ぎなかった…ということなのだろうと思います。

脳の中では「無意識」に様々な情報を「曖昧なまま」補完し合っています。
ホントはまとまっていないのに、まとまっている事にしまっているだけなので、ネームに描き起こす事が難しいのだろうと思います。

とにかく、まず言葉にして書き出していく。
目の前に具体的に書かれた言葉は、客観的に見る事ができるため、足りない事・矛盾している事を、検討し組み立てていく事が出来るようになります。

「頭の中にあるモノを具体化していく」作業は必要だ痛感します。


posted by かとう at 05:29| Comment(0) | マンガについて考える

2016年04月18日

「メクリ」の正しい使い方



独学でマンガを描くことを学んだので、独りよがりの解釈をしていた事がいくつかあります。
そのうちの一つに「メクリ」に対する考え方がありました

「メクリ」という機能は、左ページの最後のコマに「次はどうなるのだろう?」というシーンを用意する事だとず〜っと思っていました。
しかし、これだけでは「メクリ」の効果は「半分しか機能していない」のです。

講師を始めて、「メクリの効果」を解説する際にどうも説得力が無いので、どうしたものかと悩んで、同僚の先生に相談したところ、「メクリの機能」とはどういうものなのか、初めて教えてもらいました。
「なるほど!」と納得出来たと同時に、「独学の限界」というのを感じたのを覚えています。

「メクリを効果的に機能させる」知識は、教えてもらわないとなかなか気付けないものだと思います。

気になっている人もいるかもしれないので、「メクリを効果的に機能させる」とはどういう事かを書いておきます。

「メクリ」のコマの「期待に応える」シーンを、つぎのページの「1コマ目に必ず用意する」…です。

「なんだ、そんな事か」と思われると思うのですが、コレとても重要なのです。

コレが理解出来ていないと、次のページが「メクリ」の延長でしかなくなり、ページを開いた瞬間の「サプライズ」が無く、刺激のない展開になってしまうのです。


posted by かとう at 05:39| Comment(0) | マンガの作り方

2016年04月11日

マンガでセリフのニュアンスを伝える


映画やアニメだと声だけで「セリフのニュアンス」が伝わるし、男なのか女なのかも判断出来ます。
ところが紙に描かれたマンガは声を出せず、セリフを文字だけで表現するため、それらが難しい。
そこでマンガでは「セリフのニュアンス」を伝える方法として、セリフと共に「人物」と「その表情」を一緒に「見せる」ということをします。

そのため、マンガでは「フキダシ(セリフ)」と喋っている「人物」は、「一つのコマの中に一対」で描くというのが基本なのですが、最近はそうではないマンガが多くなっているような気がします。

今は最初にアニメに馴染み、マンガに移行してくる流れなので、「マンガを描いている」というより「動かないアニメを描いている」という意識の方が強いのかも…と思う事があります。
画面が動かないという事は理解出来ても、「声はフキダシの文字だけでは伝わらない」という事には無自覚なのではないのか…と心配になります。

前後のつながりを確認し推測して読めば分からないわけではないですが、読者の脳内補完に頼ることになり、読者にはかなり負担になっているのは間違いないのです。


posted by かとう at 04:39| Comment(0) | マンガについて考える

2016年04月04日

マンガと共に楽しく生きる


マンガは楽しい(^ ^)。
小学校の時から「マンガにどっぷり」の人生を歩んできました。

最初は読むのが楽しくて面白くて、ひたすら「マンガを読む」のが生きがい。
中学生になってからは、自分でも「マンガを描く」のが生きがいになり、以降はひたすら「マンガを描く」ことに没頭してきました。

食べていかなくてはならないので、社会に出て仕事はしていましたが、何の為に生きているのかといったら「自分のマンガを描く」ためでした。

幸いなことにプロとして活動することが出来るようになり、仕事の中心は「マンガを描く」ことになりましたが、本当に楽しい毎日でした(苦労はいろいろありましたけど)。

セミリタイア状態の今は、「マンガ家としての作品を描く」事からは遠ざかっていますが、「マンガを教える立場」になり、「マンガを描いてもらう事の楽しみ」を覚え、相変わらず「マンガにどっぷり」の生活をさせていただいてます。

大ヒットを飛ばしたわけでもなく、アニメ化・映画化をされたこともなく、さして著名でもない無名のマンガ家ですが、それでも「マンガと共に楽しく生きる」生活は続いています。


posted by かとう at 05:27| Comment(0) | myマンガ道