2016年04月11日

マンガでセリフのニュアンスを伝える


映画やアニメだと声だけで「セリフのニュアンス」が伝わるし、男なのか女なのかも判断出来ます。
ところが紙に描かれたマンガは声を出せず、セリフを文字だけで表現するため、それらが難しい。
そこでマンガでは「セリフのニュアンス」を伝える方法として、セリフと共に「人物」と「その表情」を一緒に「見せる」ということをします。

そのため、マンガでは「フキダシ(セリフ)」と喋っている「人物」は、「一つのコマの中に一対」で描くというのが基本なのですが、最近はそうではないマンガが多くなっているような気がします。

今は最初にアニメに馴染み、マンガに移行してくる流れなので、「マンガを描いている」というより「動かないアニメを描いている」という意識の方が強いのかも…と思う事があります。
画面が動かないという事は理解出来ても、「声はフキダシの文字だけでは伝わらない」という事には無自覚なのではないのか…と心配になります。

前後のつながりを確認し推測して読めば分からないわけではないですが、読者の脳内補完に頼ることになり、読者にはかなり負担になっているのは間違いないのです。


posted by かとう at 04:39| Comment(0) | マンガについて考える