2016年07月25日

表情と仕草の重要性



学生が描くストーリーマンガのキャラクター達は、表情と演技に乏しいものが多いです。

表情の描き分けが曖昧なので、描かれた絵からキャラクターの心情が伝わってこない。
仕草が棒立ちで、演技に乏しいので感情が伝わってこない。

「どんな感情なのか」は「どういう表情をしているか」を見て判断するわけですから、適切な表情の演技が出来ないと、感情表現はできない事になります。

表情だけで心情を伝えることには限度があります。
それを補足するのが身体の動きです。
身体で演技をさせるということです。

ただ立っているだけで、演技をしていないキャラクターを学生は描きがちです。

「怒っているらしい」ということは伝わっても、どういう怒り方をしているのかが伝わらない。
驚いているようだけれど、どういう驚きなのかが絵を見ただけでは伝わらない。
笑っているようにも見えるけど、そうではないようにも見える。
でもセリフの言い回しからすると、喜んでいる絵のはずだ・・・・???・・・・という体験がよくあります。

プロのマンガ家の先生の作品を見てみれば分かりますが、基本的に登場人物は皆表情が豊かでしっかりと演技をしています。

画力が必要だという事はもちろんですが、キャラクターを動かすには「役者としての演技力」の才能も必要な気がします。



posted by かとう at 07:53| Comment(0) | マンガ家を目指す皆さんへ