2016年08月15日

セリフが主体になっているマンガ



私が小学6年生の頃のこと。
購読していたマンガ月刊誌に、子供向けの「マンガ教室」的な企画の記事があって、そこにこんな事が書かれていました。

「セリフを読んだだけで、何が描かれているのか分かってしまうマンガを描いてはいけない。」


子供ながらに「(・Д・)…  な、なるほどな〜!」と納得して以来、その言葉が刷り込まれており、自分の中ではマンガを描く時の「要注意基準」の一つになっています。

仕事柄、プロ未満の方の描いたストーリーマンガを見る機会が多いのですが、セリフに頼ったストーリー展開の傾向の作品が多いのが気になります。

セリフで状況を説明し、感情を説明し、内容を説明していくのです。
セリフの入っていないコマなどほとんど見当たらない…といったコマ展開になっています。

絵でどう表現したらいいのかが難しいのかもしれませんが、絵で表現してこそマンガの面白さが伝えられます。
絵で伝えられる部分は思い切ってセリフを省いてみる…といった表現は、マンガとしての面白さを伝える意味で大切だと思います。


posted by かとう at 04:27| Comment(0) | マンガの作り方

2016年08月03日

専門学校で講師をしていて、不思議だと思った事。



その1
提出されたネームの「分かりづらい箇所」をチェックし、修正をしてネームをレベルアップするという授業で、修正せず全く別の新作ネームを提出してくる学生の存在。

その2
ノド側のコマをタチキリのコマとして描く子がいて、「その部分は隠れてしまうので,タチキリのコマとして描かない方がいい。時間のムダにもなるし。」と何度もアドバイスしても「分かっている」と言って描き続けていた。

その3
ネームのチェックの際、「ここは分かりにくいからこうしたら?」とアドバイスをする。
女性は意図を理解して忠実に修正し、男性は自分なりに解釈をしてアドバイスと違った方向に修正するという傾向がある。

その4
学業や仕事のかたわら、時間があればマンガを描く作業にあてていた…というのが、独学でマンガを学んで来た私の感覚。
「家ではマンガを描かない」だから当然「土日&祭日は描かない」…という学生がいたが、かなり不思議だった。

posted by かとう at 18:15| Comment(0) | マンガ専門学校の講師の仕事