2016年02月15日

挿絵小説(ビジュアル・ノベル)



学生や受講生の描いた「ストーリーマンガ」を見ていて、ず〜っと気になる事がありました。

●フキダシにシッポがついていないので、肉声なのか想いなのか、誰のセリフなのか分からない描き方をする

●コマの中央に、セリフ(フキダシ)がド〜ンと配置されている

●フキダシが、コマの中に描かれていない人物のセリフになっている

●フキダシが、コマとコマにまたがる配置になっている

●どのコマにもセリフが入っている

●コマの中のセリフと絵が連動していない

●行動や状況を絵で描かず文字で説明する

という表現が頻繁に出てくる事。

何故わざわざ分かりづらい表現をするのだろう…と不思議に思っていました。
「画力が足りず、絵の描き分けが出来ない」という、単純な理由だけではないような気がしていたのです。
(実際の話、画力があってもこういう描き方をする人がいる)。

最近、ツイッターでこんなつぶやきを目にしました。
(プロ作家なのか同人作家さんなのか分からないのですが)

「文脈を最も重要視して」マンガを描いている

これを見た時、「ああっ!そういうことなのか!!」と目からウロコが落ちました。

セリフ(ナレーション・独白も含めて)が重要だから、ああいう描き方になるという事に気づいたのです。

コマの中に描かれている絵は挿絵という感覚なのかもしれない。
「挿絵 に囲まれた小説」を描いているのだとしたら、あの描き方にとても納得出来ます。

私はマンガとして読んでいたので、違和感があったのだなぁ…と思いました。

時代の流れかもしれないのですが、これらの表現が受け入れられている空気をなんとなく感じている今日この頃です。


posted by かとう at 06:33| Comment(2) | マンガについて考える
この記事へのコメント
人称による表現の違いを知らないのではないでしょうか。ストーリーを脚本形式ではなく小説形式で書いて、それをマンガにしてしまっている気がいたします。
Posted by O at 2016年02月15日 07:21
プロの場合は、それでも読みやすい構成になっています。
登場人物が2人しかいない。何十話も続いた話で、このセリフはこのキャラだと読者にも自然にわかる。等々……

生徒さんの場合、そこに気付かず、何人ものキャラが出る読み切りでそれをやってるので、混乱するんだと思います。
Posted by 通りすがりの動物戦隊 at 2016年02月15日 12:23
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