2016年10月25日

アドバイス出来る境界

「ストーリーマンガ」を、どの程度のレベルを目指して描いているかは、人によって様々なのだろうと思います。

専門学校では「プロを目指す」という前提で授業を進めますが、学生の意識が本気でそこに向いていないと内容が空回りする事になります。

内容を「分かりやすく」「読みやすく」描いて、読者に楽しんでもらうための「表現能力」を身に付けてもらう。
それが私の授業なのですが、この「表現能力」というのは極めようと思えば奥が深く、キリがないものです。

プロになるための最低ラインというのはあるので、そこまでのレベルには引き上げてあげたいと思うのですが、「レベル1」の人に「レベル10」向けのアドバイスを無理やり詰め込んでも、混乱するだけです。

現状の能力を判断し、一レベル繰り上げるためのアドバイスを個人別にせざるを得ません。
当然の事ながら、人によってアドバイス内容は違いますし、アドバイス量も異なります。

レベルの高い人にはレベルの高いアドバイスをすることになりますが、気をつけなくてはいけないことがあると最近気付きました。

ある一定の基本的な表現をクリアし、さらにその上のアドバイスというのは「個人的なマンガ表現方法」のレベルに入り込んでしまう恐れがある…という事です。

どういうことかというと 、「アドバイスする側の個性」の押し付けになる可能性が出てくる‥ということ。
今まで考えた事もなかった視点だったので、ちょっとドキッとなり、気をつけなくてはならないと思いました。
【マンガ専門学校の講師の仕事の最新記事】
posted by かとう at 07:45| Comment(0) | マンガ専門学校の講師の仕事
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