2015年05月26日

今という瞬間


ここ数年の事です。
ストレスが溜まって精神的に落ち込んでいたりする時、何気なく吹く風に爽やかさを感じたり、道端に咲いている花がやけに綺麗に見えたりする事があります。
そんな時、「生きているからこそ感じられるんだなぁ」と思えるようになりました。

死んでしまったら「感じる」事が出来なくなるという事に気付いたのです。
当たり前の事なのですが、当たり前すぎて実感出来ていなかったように思います。
「喜怒哀楽」を失ってしまうと、楽しい事や嬉しい事、辛い事だって感じる事が出来なくなってしまう。
もちろん、好きなマンガだって描く事が出来なくなってしまう。

明日も明後日も生きていて当たり前だと思いがちだけれど、何が起きるか分からないのが人生。
今この瞬間に見ている見慣れた景色(部屋の中でも外でも)でさえも、死んでしまうと二度と見る事が出来なくなると考えると、その「風景」と生きている「今」という瞬間がとても愛おしくなってきます。

「今を大事にしなさい」とは、年配の方から耳にたこができるほど聞かされた言葉でした。
言葉として頭では分かっていても、身体では理解していなかった。
爽やかな風と道端の花のおかげで、それが実感出来、確かにその通りだなと思えるようになりました。



posted by かとう at 04:33| Comment(0) | つれづれなるままに